谷川俊太郎さんが亡くなった…三男が中学の時、合唱コンクールで(未来)を歌った。初めに三男が詩を諳んじた。(青空にむかって 僕は竹竿をたてた それは未来のようだった きまっている長さをこえて どこまでも 青空にとけこむようだった きまっている 長さをこえて どこまでも どこまでも とけこむようだった 青空の底には 無限の歴史が 昇華している 僕もまたそれに加わろうと)…この詩は、性的な意味もあるのかもしれない。ただ、それは健全な青少年の性を語っている。青空は子宮だろうか?愛?竹は自分?底は死?生と死、現在、過去、未来、壮大な詩である…うちの裏庭にも、竹薮があった。今はもう伐採してしまった。私は風呂に入る度、竹薮を眺めた。風が吹く度、まっすぐな竹🎍がしなり、笹がさわさわと鳴いた。晴天の昼間は、確かに青空にとけこむようだ。しかし、青空の底とは宇宙との狭間だろうか?確かに、そこには無限の歴史があり、天に昇っていると思える。果てしない未来ある少年の、その歴史の一点となる決意が感じられた…ご冥福を祈る